本校開校以来、2,400余名の卒業生が旅立ち、現在幅広い分野で、料理のプロとして仕事に取り組んでいます。活躍中の先輩を訪ね、現在の仕事や学校生活の思い出などについて話していただきました。
料理のプロとして輝く先輩達
調理師専門学校を卒業して早いもので9年がたちました。卒業後は料亭で5年間修行した後、直ぐに両親の経営する料理店に入りました。最初は父に三年で戻るように言われていたのですが、同じ職場の先輩で、八寸場、焼き場、揚揚、向板を五年間で全て身に付け実家の料理店に戻っていった姿を見て自分も、その先輩のようになりたいという目標が出来ました。父に5年の時間を貰い、与えられた時間を無駄にしないよう精一杯がんばってきました。
 そして、父と一緒に仕事をするようになり父の料理人としての凄さに圧倒させられました。手の速さは天下一品、何よりも父の仕事にはリズムがあり、そのリズムが好きというお客さんが何人もいるくらいでした。
 私が実家に戻って二ヶ月がたった矢先、父の病気が判明しました。体の限界が来るまで父は私と一緒に仕事をしていました。
 父が命を懸けて守り通してきたこの店を、結婚して三代目となった私たち二人が、父の意思を受け継ぎ、必ず守り通していきたいと思います。
 今思うと、私の人生の第一歩はこの学校から始まったのかもしれませんね。
募集要項
概要 年間行事 設置学科
就職状況 取得資格
卒業生の声 在校生の声
Q&A お知らせ 介護食士

求人申込用紙

調理師科第21期生(平成4年9月卒業)
喜乃屋 経営
●住永美雪(すみなが・みゆき)
勤務先  クラウンプラザANA勤務
専攻科9期生(平成19年3月卒業)
●田中 佑弥(たなか・ゆうや)
 僕は高校の時から、料理について学びたいと思い、この学校に入学しました。
 入学していざ調理実習が始まると最初に待っていたのは「包丁研ぎ」という過酷なものでした。料理だけ作って、美味しく食べられればそれでいいと思っていた自分にとっては「なんで?」という気持ちがありました。
しばらくして料理を作りだしたときに包丁がスムーズに進み初心者の自分でも何となく料理が仕上がりました。手入れされた包丁があったから料理が仕上がったんだと思いました。もっと真面目に包丁研ぎを習いたいと思い、幸いこの学校は放課後の実習室の使用が可能なので、暇があれば基本を習っていました。
 卒業して1年が経った今、この学校から学んだことはたくさんありますが、「自分一人では何も出来ないが人と協力しあうことで出来なかったことも出来るようになる」ということと「つまずいた時こそ初心を忘れない」ということを学べたことが僕の一生の宝になりました。

●中村基二(なかむら・もとつぐ)

調理師専攻科4期生(平成14年3月卒業)

勤務先  ホテル日航金沢

 金沢調理師専門学校を卒業して心・技・体を学ぶことができました。
自分は技術だけ学ぶところかなと思っていましたが、実際はそれだけではなく衛生面や人の心の温かさを学ばせてもらったと思います。
 社会人になり、昔先生が言っていた「食とは人の命を預かる位大事なこと」というのがようやくわかってきたと思います。
 これからも自分は金沢調理師専門学校の卒業生として胸を張っていきたいと思います。 

食彩厨房 五感  経営

調理師科20期生(平成2年3月卒業)

●小川 忠之(おがわ・ただゆき)

 遊びも仕事もがむしゃらにがんばることが私のライフスタイルです!
卒業して金沢の老舗料亭「つば甚」で修行し、昨年遂に自分の店を持つことができました。
 自分が美味しいと思った食材をカウンターに並べ、それを使って料理を作り、その料理を食べた御客様の笑顔を見たら自分の仕事に自信が持てます。
 この業界に入り17年になりますが、挫折しそうなときもありましたし先輩とケンカしたこともありますがつまらないと思ったことは一度もありません。
 金沢から少し離れた岐阜県にあるお店ですが、近くに来たときは気軽に寄って下さい。

卒業作品展で僕が作った作品です。